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ムシカWeb通信


■ 2013/10/06 ムシカ・ポエティカより秋のご挨拶を〜その1〜

ムシカ・ポエティカより

皆様へ 秋のご挨拶を

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■ 2013/10/10 続くコンサートいろいろ——

11月10日(日)15時開演

メンデルスゾーン基金友の会「秋の集い」

上野学園石橋メモリアルホール

主催:メンデルスゾーン基金日本支部

後援:東京ドイツ文化センター

〈メンデルスゾーンとゲーテ〉

〜ゲーテとゲルマン異教の世界〜

講演:星野宏美(ピアノ自筆譜ファクシミリ版編及解説者)

鼎談:星野宏美/マズーア偕子/淡野弓子

演奏:《最初のヴァルプルギスの夜》(詩:ゲーテ)

メンデルスゾーン自身によるピアノ伴奏版を用い、

姉ファニーの弾き振りによる日曜音楽会を再現。

滅多に演奏されない音楽ですので、この機会に是非!

指揮/ピアノ:小倉貴久子 ピアノ(連弾):羽賀美歩

MS:マズーア偕子 T:藤井雄介 Br/B:淡野太郎

合唱:ハインリヒ・シュッツ合唱団・東京&メンデルスゾーン・コーア(合唱指揮:淡野太郎)

参加費:4000円(一般)3000円(会員)

1000円(学生)チケット:03・3589・3726 

e-mail:info@mendelssohn.jp

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■ 2013/10/11 ルドルフ・マウエルスベルガー《ルカ受難曲》

ご報告(3月〜9月)

2013年3月22日(金)午後7時

東京カテドラル聖マリア大聖堂

ムシカ・ポエティカ《受難楽の夕べ》

シュッツ《モテット〉

ルドルフ・マウエルスベルガー《ルカ受難曲》

シュッツ合唱団・東京  指揮:淡野太郎

 今年はシュッツの《カンツィオーネス・サクレ》から4曲、《ガイストリヒェ・コーアムジーク》から3曲のモテットにマウエルスベルガーの《ルカ受難1889年にザクセン州マウエルスベルクに生まれたルドルフ・マウエルスベルガーは、1930年、ドレスデンのクロイツ教会のカントールに就任、1971年他界するまでその任にありました。ドレスデンは1945年2月13日の空爆によって廃墟と化し、無論楽譜庫も焼失します。マウエルスベルガーは受難節を迎えても楽譜の無かった聖十字架少年合唱団のために、1947年1月、たった12日間で《ルカ受難曲》を仕上げたのです。

 福音史家もイエスもソロではなく小アンサンブルで歌われ、場面ごとにコラールが配置されたこの曲は、生まれるべくして生まれ、人が共に声を挙げたいと願った時に響き渡った音楽でした。

 すでに一昔前の話になりますが、1985年はシュッツ生誕四百年、バッハ、ヘンデル生誕300年という華々しい記念の年、われらがシュッツ合唱団も旧東ドイツ芸術省からの招きに加え、西ドイツでも歌うこととなり、3週間に亘って東西ドイツ13都市で公演という一大演奏旅行が決行されたのです。

 ドレスデンではゼンパー歌劇場が再建され、その披露公演のシリーズにシュッツ合唱団のコンサートも組み込まれていました。シュッツのモテットと柴田南雄の《宇宙について》をオペラ座で歌うという珍しい体験の後、ドレスデンの音楽学者で批評家のマティアス・ヒーアマン氏が数冊の楽譜を下さいました。その中の一冊がヒーアマン校訂のマウエルスベルガー作曲《ルカ受難曲》だったのです。

 この曲の日本初演に漕ぎ着けたのはそれから9年後、1994年3月のことです。同じ年の9月、国際交流基金の援助を受け、ドイツのゾースト市で開催されたシュッツ祭に参加することとなりました。プログラムを考えていたところ、旧東独出身のカッセルのカントールが、ドイツではなかなか演奏されないこの曲を是非聴きたいと言われ、カッセルのキルヒディトモルト教会で演奏することが決まり、さらにドレスデンのクロイツ教会でも歌うことになったのです。私たちはこの《ルカ受難曲》を彼の地で演奏、R.マウエルスベルガー指揮、聖十字架少年合唱団による初演から47年が経っていました。

 物語はもう少し続きます。

 去る9月19日〜22日、今年の国際ハインリヒ・シュッツ祭がヴェネツィアで開催されました。かのサン・マルコ大聖堂ではマンフレッド・コルデス指揮ブレーメン・バロック・コンソートがジョヴァンニ・ガブリエリとシュッツを演奏、「イタリアの視覚美の中で、北の国の緻密な音楽造りは、ぴったりと調和していました。」とは参加された荒川恒子先生のお言葉です。

 各国の活動が報告される場で荒川先生が、今年の受難節に東京ではシュッツ合唱団がルドルフ・マウエルスベルガーの《ルカ受難曲》を演奏したと話して下さったところ、一人の年配の方が嬉しさ余って先生に声をかけられ、ドレスデンの聖十字架少年合唱団のメンバーであったこと、戦後すぐに演奏されたこの曲の初演に参加したと語られ、私たちの演奏の録音が聴きたいと言われたそうです。1947年の4月1日、ドレスデンのカトリック教会であるヘルツ・イエス教会でこの作品を歌った少年の耳に、今、私たちの演奏はどのように響くのでしょう。一つの曲を巡って歴史がダイナミックに動き、今そのただ中に生きていることを改めて感じました。

 毎日新聞紙上には「イエスの声」と題する梅津時比古氏(現・桐朋学園大学学長)による記事が掲載されました。このエッセイは同氏の近著、音楽のクリティカルエッセイ『神が書いた曲』毎日新聞社 に収められています。                                            

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■ 2013/10/16 FaceBookより

 あるフリースクールの引っ越しに伴い、印刷機を戴けることとなった。コピー機とどこが違うかといえば、先ずスピード、そしてコスト大幅ダウン。目にも留まらぬ速さで500枚位のコピーは数分で上がり。これは有り難い。やっと機器にも慣れ、ふと目をやると、フリースクールで印刷をしたのであろう1枚の原稿が挟まっていた。読む。

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