■ 2015/02/13 シュッツ《連祷》FBより
明日のSDG(午後6時 本郷教会 東京・杉並区上荻4−24−5)でシュッツの《LITANIA 連祷》を歌います。先唱者がKyrieに始まりAgnus Deiに終わる祈りを唱え、その度に合唱が「Christe eleison」「erbarm dich über uns」と応えて行くスタイルです。祈りの内容は「突然死から守り給え」「ペストから守り給え」といったシュッツ時代の緊急の祈りも含まれていますが、孤児や妊婦、やもめに対する加護、無実の罪で獄中にいる人の解放、全ての王たち、領主たちの平和的一致などなど、この世に必要とされているものは全て含まれているといっても過言ではありません。さらに「私たちの敵、私たちを迫害し侮辱する者たちを許し彼等が改心するよう助け給え」という祈りに来ると常に心が引き締まるように思います。身の周りの足りないものというよりは自分自身に欠けている心を知らされるのです。私たちはこの曲を年に2度ほど季節の変わり目に歌います。祈りは全部で五十四あります。今気付きましたが、入試に関する祈りはありません。