■ 2011/07/22 明日のこと
7/16(土)バッハのコラール・カンタータ135はなかなか凝った造りでした。七曲で構成されているのですが、一曲毎の最初の詩節は7節から成るコラール「Ach Herr, mich armen Suender」の各節第1行目が第1曲〜7曲までの歌詞の最初の行に順次使われているのです。成立年である1724年はバッハがコラール・カンタータに取り組んだ年、コラールをどのようにカンタータに織り込んで行くか、日々そのアイディアとの戦いであったことでしょう。事情が許せば1724〜25年にかけてのコラール・カンタータに的を絞ってSoli Deo Gloriaで通観出来たら、と思いました。
それと、マタイ受難曲のレシティーヴォ<夕べ、涼しい時に>とアリア<おのれを、わが心よ、潔めよ>を夏に聴くのも珍しいことでしたが、やはり名曲! 改めて驚いた次第です。時にこのような大曲の中のアリアのみを取り上げるのもなかなか良いと思いました。