■ 2012/07/28 バッハの命日
猛暑もなんのその、沼津から3時間の道のりをものともせずレッスンに来たFさん、昨日のレッスンではしみじみと「難しいのなんのって、手も足も出ないとはこのことかと思いますけど、今が一番楽しい。バッハという人はなんでこんな曲が書けたのですか?」こういう台詞を聞くと暑さを忘れる。
十字架上のイエスの苦しみ Leiden の言葉をバッハは幾つもの♭(フラット)で覆う。涙(♭♭♭♭・・・)の譜面は全く持って歌うのが簡単ではない。通奏低音もねじくれていてこの難所は文字通り演奏者の骨身にこたえる。
「死ぬ前にこんな曲を知ることが出来たなんて!」とまたもや感激のFさんは80歳。同慶の至り。
神に感謝! バッハよ、ありがとう!