■ 2012/03/06 2/21~~3/4
3/31(土)リスト《キリスト》の本番へ向けて、細々した連絡事項、楽譜の郵送、チケットの手配などなどに、同日にリリースされるCD《ルカ受難曲》の作業が重なり、そこへ、発声学会の「歌の集い」の準備が押し寄せ、2/25(土)には金沢文庫に近い能見台というところに建立された改革派横浜教会の献堂式があり、バッハ・カンタータ140番《目覚めよ、と呼ぶ声あり》を演奏。この模様、詳しくは、http://web.me.com/kooono 2月27日付[金土日] をご覧下さい。大野さん、有り難う!
CD《ルカ受難曲》の作業とは録音した音の選択です。実際問題、これは昨年8月2日から3日、12時間にわたって録音したものをすべて聴くところから始まるので、覚悟がいります。全編ア・カペラなので、どの場面といえどもピッチの狂いは許されず、通して聴いた時の緊張感にムラがあってもまずい。何度も聴き直してやっと選んだ各場面のTakeを3/2(金)コジマ録音のスタジオで小島さんと編集。ブックレットの校正も同時進行。このCDは3/31(土)新宿文化センターの《キリスト》のコンサートの日、先行販売されます。(店頭発売4/22)
3/3(土)午後3時から五反田のクロイツ教会で《キリスト》のソロ・アンサンブルの初練習。S:平松英子、A:羽鳥典子、T:武田正雄、B:浦野智行の皆さんです。アリアではなく4重唱が主体なので、「共に」練習出来る時間をどのように確保するか、が難関でしたが、本番4週間前にこの練習が出来た事は感謝でした。夜は合唱とこの4重唱との合わせです。まだまだですが、8声部のハーモニーが同じ方向にスッと立ち昇るという感触、やっと未来に希望が。ホッとしました。
3/4(日)声楽発声学会の「歌の集い」が大盛会にて終了。沖縄芸大の先生と学生さんによる‘英語の作品’。豊田喜代美さんのディドのラメント(パーセル)絶唱ののち、沖縄生まれの、太陽のような声を持つ若手の2人、バスの大城治さんとソプラノの宮城愛さんがメサイア(ヘンデル)からアリアを次々に披露。最後に五郎部俊朗さんが飛び切りのテノール・レジェッロでやはりメサイアから。ピアノ伴奏はすべて武田光史さんでした。全員わざわざ沖縄からお出まし下さったのです。4回にわたる2011年度の「歌の集い」が終わりました。
さてさて、私はこれからムシカ・ポエティカの「春の便り」をしたため、皆様にお送り致します。