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ムシカWeb通信


■ 2016/09/02 ファツィオーリ FBより

 遂にファツィオーリの音を聴くことが出来た。想像した通りの音色と響きだった。1音1音がそのピッチの約束する倍音を伝え、和音になっても濁らずスッと遠くへ抜ける。

 このピアノと共に歌いたい、と思った。どのような声で歌えばこの楽器と融け合うか、ということも具体的にはっきり分かった。が、かなり難しいことも充分予想される。共演楽器、歌手が1音でもはまり切らない音を出したら「うるさい!」という感じになるので。

 貴重な時に感謝。最も聴きごたえがあったのはブラームスの《ピアノ・クインテット》(弦楽4重奏 Ensemble RATTK/ピアノ:山形明朗)だった。

 9/1(木)豊州シビックセンターホール


■ 2016/09/09 パラリンピック  FBより

 武久源造さんの親友で、我々のコンサートにも良く来て下さる堀越喜晴さんは気鋭の英文学者、ギタリスト、エッセイストで全盲の方です。視覚障害の息子さんがおられるので、昨日、何気なく武久さんに堀越さんの近況を尋ねると、ナ、ナ、なんと長男の信司(ただし)くんは先頃、パラリンピックのマラソン選手としてリオへ旅立ったとのこと。キャアアア、常づね盲人には天才が多いと実感していたのですが、パラリンピックの選手(!)とは驚きました。堀越信司くんです。皆様、応援してくださいね。


■ 2016/09/10 再臨はリオから FBより

 昨日、信司くんのお父様、喜晴さんと電話でお話しました。

「いやあ、信司くん、おめでとうございます!FBでお知らせしましたら沢山の方から応援の気持ちが寄せられています。」

「ありがとうございます。しかし一番驚いているのは我々両親です。なんで我々の間にこんな子が生まれたのか? と。」

「天才から天才が生まれた丈ですよ。」

「(節をつけて)天災は・・・忘れた頃に、やってくる。 しかしなんで42キロも走れるんですかね。」

「リオへいらっしゃるんですか?』

「なにか治安が悪い、悪いと皆が言うのですが本当ですか?」

「本当です。お金、腕時計、なんでも盗られます。でもみんな信じられないほど良い人たちですから大丈夫。リオの人たちはキリストが再臨されたらまずリオへいらっしゃると言っているのです。」

「ハアーー、再臨はリオから、ようしこれを合い言葉にしましょう。行ってまいります。」

「行ってらっしゃい!!」


■ 2016/09/20 堀越選手  FBより

 アーーーー、堀越信司選手リオ・パラリンピック第4位!!!

惜しい、と言えば惜しい、しかし、凄い、と言えば凄いですね、この順位!

 私はもう泣きそうです。パラリンピックに関しては思うところ多く、また学ぶところ膨大、というか、かけがえの無い内容を目前に与えられ、申し訳ないが健常者のオリンピックとは桁違いの日々でした。

さて、私もペラペラと母国語を操る人々に紛れ込んでドイツ・リートなどをひねくる毎日、これもある種のパラリンか、と遅まき乍ら本日目覚めた次第です。

1 El Amin Chentouf

モロッコ 2:32:17

2 Alberto Suarez Laso

スペイン 2:33:11

3 岡村正広

日本 2:33:59

4 堀越信司

日本 2:36:50

5 和田伸也

日本 2:39:

コメント(1) [コメントを投稿する]

_ 小西久美子 [一種のパラリン 言い得て妙であります!]


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