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ムシカWeb通信


■ 2011/02/04 2月4日

2月4日

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_ claudia [弓子先生 お誕生日おめでとうございます!良い成果を得られまするよう!!典子]

_ Yumiko Tanno [  まあ典子さん、お祝いのお言葉、有り難うございます。今、レッスンを終って帰ってきたところです。なんともいえぬ素晴ら..]


■ 2011/02/05 今日のバッハ

 ギリギリもギリギリのお知らせで恐縮ですが、今夕、午後6時のソリ・デオ・グローリアは、シュッツのモテットに続き、バッハのカンタータはなんと2曲演奏されるとのことです。一つは第14番「神、もしこの時我らとともにいまさずば」、もう一曲はバス独唱のカンタータとして有名な第82番「われは足れり」です。バスソロと指揮は淡野太郎、鍵盤は武久源造です。82番にはこの頃各方面より関心が寄せられているフォルテピアノが登場するとのこと、お時間、ご都合のよろしい方は是非お立ち寄り下さい。上荻・本郷教会(杉並区上荻4-24-5・T.03-3399-2730)にて。無料です。私はミネアポリスから応援の気持ちを送るのみ。残念です。

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_ 大和美信 [昨日のソリ、デオ、グローリアに参加して、あんなに心地よく歌えた、シュッツのALSOは、初めてでした。当日のオケあわせ..]

_ Yumiko Tanno [大和さま なんと嬉しいご報告でしょう。シュッツ合唱団創立以来、シュッツの「Also hat Gott die Wel..]


■ 2011/02/07 再び2月4日

 15時間遅れという時差のお蔭で、今年私は誕生日を二度祝って戴きました。一日目は東京時間、お祝いのメール・メッセージをいろいろな方から。

 ヴァイオリニストの永井由里さんからのお祝いは、次のようなものでした。

 昨年のシュッツの白鳥の演奏:ついにココまで来たかシュッツ合唱団40年! 天国に届いた演奏! 天国の入り口。いやいやこの天国が音楽のはじまりのはじまりにちがいない! きょうは良い日をすごされてますように! 人生の始まりの日に乾杯!  永井 由里

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_ m.matsui [なんとすばらしい誕生日だったことでしょう! 《Vocal Art》については、淡野先生のご苦労話を伺っていたのでこち..]

_ Yumiko Tanno [松井さん 一緒に喜んで下さって本当に嬉しく思います。セディエの《Vocal Art》すべてコピーしました。桃子は「す..]


■ 2011/02/12 マニヨン先生のレッスン その二 セント・ポール

 2/11(金)ブラームスの<Von ewiger Liebe 永遠の愛について>と<Die Mainacht 5月の夜>を歌いました。全体を音楽的に歌うことに関して、お前は excellent musician だ、と認めて下さるも、細部に関しては、まだまだ、もっともっと表現の方法がありますよ、と極めて厳しいご指導を受けました。先週と同じように「一語一語」です。先生は、生徒に指示されたことはすべてご自分で歌って下さるのですが、「深い声が言葉とともに踊る」のです。さらに云えば「発せられた言葉の中に歌い手の愛が感じられる」のです。

 今回、声の音色をどのように用いるかということを徹底的に教えて下さいました。ドラマの始まる前の風景描写の中に、すでに次に始まるドラマを予感させる音色をそっと忍び込ませておくこととか、臨時記号や転調の際の音色の変化についてです。

 私が一番ハッとしたのは、「言葉(word)にはそれぞれリズムがある。そのリズムを掴まえてそのリズムで歌う」ということでした。ここでいう言葉はまさにあらゆる単語を指し、冠詞であろうが、前置詞であろうが、あらゆる単語はその単語にしかないリズムがあるのです。

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■ 2011/02/20 マニヨン先生レッスン その三(2/18FRI)

 Mozart の 《Das Veilchen すみれ》と 《Abendempfindung 夕べの想い》を歌いました。この2曲、実は私としては大冒険でした。特に「すみれ」は言葉と音型が分ち難くひとつに結ばれ、微細にして永遠に広がる完全美の世界。ドイツリートのアルファにしてオメガといってよいと思います。また「夕べの想い」では同じピッチが繰りかえされていても、ピアノの和音は一音一音変って行くので声の彩は虹のごとくに変化。それは黄昏から夜の闇に向かう一刻一刻であったり、詩人の心の内の想いであったり・・・。

 ここで技術的に実に明解な指示を与えてくれるのが「セディエの声のチャート」です。恣意的てあったり、その場の思いつきなどではない、確信に基く音を選んで歌えるということの有り難さ! マニヨン先生がセディエを伝えて下さったことに改めて感謝致します。先生は“Yumiko, we understand each other! ”と。私はまたもや人生最高の喜びに包まれたのでした。


■ 2011/02/22 サーカス学校

 皆様、サーカス学校をご存知ですか? ここミネアポリスには Circus Juventas (http://circusjuventas.com/) という青少年のサーカス団があり、3歳から授業が受けられます。本興行の行われる大きな楕円形のテントの中で、8〜9グループに分かれた子供達が、同時にそれぞれの訓練を受けています。高い竹馬に乗っている子、トンボ返りや逆でんぐり返しををしている子、長い棒を持って平均台の上にいる少女、空中ブランコを漕ぐ少年、トランポリンの上で跳ねる男の子などなど。集まっている少年少女は普通の学校や幼稚園で見る子たちより人種の幅が広く、先生たちも欧米人に混ざって、中東系、アジア系の人も沢山います。

 ちょっと脇をすり抜けて行くとか、ドアを開けて入って来る時の動作が、しなやかで無駄がなく、一目で「サーカスの人」ということが分かり、見ていて気持ちが良いのです。ここは生命を懸けた修業の場、一瞬一瞬の緊張度が娑婆とは全く違います。生徒たちもそれは真剣で真面目です。お嬢さん芸のサーカスというのはこの世に存在しないでしょう。

 有名な ‘シルク・ド・ソレイユ’ もこのようなパフォーマンスですが、この Circus Juventas も、体操の技を藝術のフィールドに発展させ、台本のある芝居をサーカスで演じます。規律正しい訓練と人間性の涵養を大切にし、競争原理は持ち込まない、と謳っています。

 

 さてここからが本題です。4歳の茜がこの学校に入学しました。本人のたっての希望です。新入生は5人、2/19(土)に授業が始まったばかりですが、すでに、でんぐりがえし、トランポリン、空中ブランコ、玉乗りを教わったそうです。この日の授業は桃子の本番と重なり、我々2人は見学出来なかったのですが、家で見せてくれた「でんぐりがえし」はパッと手を上に上げ、ちょっと身体をそらせ、あっと言う間に頭を床につけ、くるりとでんぐり返り、ああ、「でんぐりがえし」もプロに習うとこうも違うものか、と思いました。先生は‘ムスタファ’というモロッコ生まれの世界を股にかけるアクロバットの達人、色が浅黒く、小柄で、一人ひとりの子供に微笑みかける表情が非常に印象的でした。

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_ eli [サーカス学校入りたかったです。でも、28歳の時、日本の小さな体育館で、子供達とバック転を習ったのはよい体験でした。日..]


■ 2011/02/26 帰国

 あと数時間で飛行機に乗ります。この一ヶ月、なにをするにも、どちらかの孫の攻撃なしには進まず、一体どういう能力を要求されているのだろう、と一瞬考えるも、新たなる小事故にかき消される。このキイボードも輝が手を出すので、出鱈目な情報が入力され、すべてが崩壊の危機に。ついに泣き出したぞ。止めなければね。・・・中断・・・

 やっと桃子が朝食の卓に。輝も神妙な顔をしてパンを食べ出した。茜は「私はおなかすいていない」とままごとカーどで食べるまね。下を向いて私の顔は見ようとしない。朝から何度も「さびしいなあ」と言う。「私も帰りたくないわ」と言うと「じゃあ、帰らなければいいじゃない。」ごもっとも。

 話変って今年はリストの生誕200年ということで、当時の周囲には極めて不評であった彼の宗教曲を取り上げることとなった。(TopPageにお知らせが)このチラシを作るのがアイディアの段階から非常に難しく、夜中はずっとこの仕事に取り組み、印刷の岡部さんとはメールで意見を交換し乍ら、先日、遂に完成。東京にいても、ミネソタにいてもしている作業は同じとはいえ、急に資料が必要になったりする時には大慌て。ネット情報が溢れているようでもやはり充分ではない。ま、そんなこんなでしたが、家を出る時間です。では皆様、また東京で。お励まし有難うございました。ミネソタ時間2/25金午前10時。


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