トップ 最新

ムシカWeb通信


■ 2011/12/11 <レクイエムの集い>

 ご無沙汰です! 11/18<レクイエムの集い>が終わるとすぐに『セディエ・メソッド』のまとめと『シュッツ合唱団40年(6)』の原稿に取りかかり、両方ともなんとか締め切りギリギリに送稿、昨日から来年3月リリース予定のCD:シュッツ『ルカ受難曲』の解説原稿に入りました。

Read more...


■ 2011/12/20 本郷教会クリスマス・コンサート2011

 信じ難いことが次々と起こった2011年でした。それでもクリスマスがやって来ます。本郷教会のクリスマス・コンサートは毎年12月23日午後5時と決まっています。カンタータ63番のために集まった器楽メンバー、合唱メンバー、そしてソリストたちの顔ぶれを見ると、エエッ、ひょっとしてシュッツの《クリスマスの物語》が出来るんではないの? そこで急遽演奏することに。信じ難い内容のプログラムとなりました。《クリスマスの物語》は一場面ごとに声楽も器楽もアンサンブルの編成が変るので、簡単には演奏出来ない曲の代表なのです。今回は一人で色んな楽器が出来る人、色んな声で歌える人が揃っていたことも幸運でした。

 バッハのカンタータ63番にはサマー・コンサートで会場を湧かせたナチュラル・トランペット4本が再び登場します。今回のプログラムは天から戴いたまことの贈り物、是非皆様も聴きにいらして下さい。

Read more...


■ 2011/12/26 歌え! 主に向かって新しき歌を

 ナチュラル・トランペット4本とティンパニによるファンファーレで始まった今年のクリスマス・コンサート、お蔭さまで無事終了しました。

 無事とはいっても、思いがけないことがいろいろと起こるのが本番です。私の第1のミスは眼鏡を忘れてオルガンの前に座ってしまったこと。取りに戻る時間なし。100%自分の不注意。私と一緒に歌って下さった皆々様、ご免なさい。平身低頭です。今後一切この種の過ちを繰り返さぬよう、気を付けます。しかしこういったことが徐々に増えて人は正真正銘の恍惚に至るのでしょう。

 恍惚の瞬間はほかにも。シュッツ《クリスマスの物語》の終曲「Singen, singen 歌えや」の箇所に来ると、世界中の‘善きもの’が1度にやって来たような幸福感に。是非、実際に歌ってごらんになることをお奨めします。

 普段はライプツィヒで修業中の中川郁太郎さんが一時帰国、《クリスマス・・》のヘロデ王を歌って下さいました。第一声を聴いた途端、旧東独のバス歌手ポルスターさんが東京カテドラルや石橋メモリアルホールで共に歌って下さった遠い記憶が一瞬にして戻りました。中川さんは今、ポルスター教授のもとで勉強しています。太郎もポ教授の薫陶を受けました。

 バッハのカンタータ63番、それぞれの場面で皆善戦しました。若手の成長目覚ましく、この場が恵みと祝福に溢れていることを実感しました。「新しい御子の誕生」は文字通り「新生」の象徴、これからも新しい歌を捧げる日々の守られんことを!


更新