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ムシカWeb通信


■ 2007/10/14 シュッツ合唱団「君が代」を歌う

10月3日(水)ドイツ統一記念祝賀パーティが東京広尾のドイツ大使館公邸で開かれた。ドレスデン市観光局のM氏よりシュッツ合唱団に、このパーティでシュッツのモテット数曲ほか歌ってもらえないだろうか、というメールが来たのは3月末のことであった。水曜日はわれわれの練習日なのですぐにOKの返事をした。それから三ヶ月のあいだに話は少しずつ変わり、7月初旬にはザクセン州経済公社のH女史より長いメール。「開会の宣言の際、日独の国歌を歌い、その後1500人の人がビールやワインを飲み乍ら歩き回る公邸の庭園で、その場にふさわしい民謡などを選曲して欲しい。」 また「面白い<Speisekarte(メニュー)の歌>があるから楽譜を送ります。6声のクォドリベトよ!」という話に。そしてこの楽譜がメールで送られて来た。

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■ 2007/10/16 レクイエム 若桑みどり先生

 わたくしたちが「レクイエムの集い」を初めて開催したのは、1984年11月11日(日)であった。聖路加国際病院聖ルカ礼拝堂をお借りしてシュッツの「ムジカリッシェ・エクセクヴィエン(音楽による葬送)」ほかを演奏した。

 翌1985年はシュッツ生誕400年、バッハ、ヘンデル生誕300年という大変な年で、ドイツはもとより世界の各地でこの三人を記念して大々的な催しが計画されており、わたくしたち東京のシュッツ合唱団も旧東独政府から正式の招待を受け、かの地で歌うこととなっていた。

 本来ならば真っ先にご報告したかった恩師 磯谷威先生、詩人の尾崎喜八氏、作曲家のクラウス・プリングスハイム氏などがすでに亡くなられていた。何はともあれこれらの方々にレクイエムを捧げたいと思ったのが直接のきっかけである。また「わたしが死んだらいったい誰がレクイエムを歌ってくれるのだろう」と悲しげに呟いたドイツ婦人がおられた、という話を聞き、ではもっと多くの方に声をかけ、その方々のお名前をプログラムに掲載させて戴いて、共に音楽を聴きながら追悼の集いとしよう、ということになった。

 今年もこの「集い」を11/2(金)、東京カテドラル聖マリヤ大聖堂においてメンデルスゾーンの<エリヤ>とともに開催する。ソリストの一人羽鳥典子さんから若桑みどり先生のお名前が寄せられた。先生の熱情溢れる数々の著作はわたくしも枕元から離したことがなく、特に「薔薇のイコノロジー」は愛読している。        

                                  

 以下は羽鳥さんがご自身のブログに記されたものであるが、お願いしてここに転載させて戴いた。                                 

                                

  若桑みどり先生の思い出

  羽鳥典子                          

                                                         

 昨日夕方新聞を開いた途端、若桑みどり先生の訃報が目に飛び込んで来た。しばらく身動きができなかった。最近無性に先生に会いたくて、どうしようかと考えていた矢先だった。

  心不全による突然の死。71歳。直前まで精力的に活動なさっていたようのなので、まわりの近しい人達はどんなに驚き、嘆いていることだろう。そのエネルギーに引き込まれて、いつもまわりに人が集まって来る方だった。

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コメント(1) [コメントを投稿する]

_ 小西久美子 [羽鳥さま お悔やみ申し上げます 先生のことは 傍ながら よく存じあげておりました つい先日他界しました私の恩師は ま..]


■ 2007/10/21 The Beach

画像の説明       桃子と茜、10/25に日本に来ます。桃子は11/2の<エリヤ>に出演。茜は?

■ 2007/10/25 無事到着

 桃子と茜が無事東京に着地しました。メンデルスゾーン・コーアの練習のあと、K夫人に送っていただき上鷺のスタジオに行くと、茜はちゃんと立っていて、わたしの顔を見ると、ちょっと腰を屈めてお辞儀のような動作、驚きました。赤ん坊も一年を過ぎると顔つきも変わり、というようなことは当然かもしれませんが、ボストンで別れてからたった一ヶ月だというのに、別の子を見ているようでした。

 大人達(太郎、さやか、桃子)は口々に<エリヤ>は大変だ、と言い出し、話が沸騰。太郎は丁度全編の訳詞が完成したところで、各登場人物の言葉遣いを披露、とくに王妃イゼベルの一人称が傑作でした。私も<エリヤ>について言いたいことは山程あるのですが、今は黙ってエネルギーを蓄えましょう。

 なにはともあれ茜が上機嫌なので、ひと安心です。


■ 2007/10/29 <エリヤ>もうじきです。

 先先週の土曜日(10/13)より<エリヤ>の弦楽セクションの練習を始めた。こんなに大変な曲は初めて、と異口同音。クルト・マズーアも「エリアの練習は最低一週間はかかる」と言っていたそうだから我々が二週間というのはやはりちょっと・・・・・・・心配です。

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