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ムシカWeb通信


■ 2017/12/29 ムシカ・ポエティカより年の暮のごあいさつを

ムシカ・ポエティカより皆様へ

年の暮のごあいさつを

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■ 2017/11/16 <レクイエムの集い>

 来週の火曜日、11/21 午後7時より三鷹市芸術文化センター「風のホール」にて恒例の<レクイエムの集い>を開催致します。~魂の慰めのために~という副題がついておりますが、この「魂」は生者の? 死者の? との??をお持ちの方もおられるかと存じます。両者共に、との考えでやってきましたが、先頃読んだ『アウグスティヌス講話』(山田晶 著)に、この世に生きている人は「苦しい」と口に出して言うことが出来るが、死んでしまった魂はどんなに苦しくとも人に伝えることが出来ない。そんな魂にとってただ一つの慰めは祈りである、とありました。随分はっきりと書かれていたので私の気持ちもさらに確かにされました。「集い」では、親しい人を亡くされて悲しんでおられる方々の、そして彼の世へ旅立たれた方々の「魂」よ安かれ、との祈りを歌に変えてお届けしたいと思います。ご参会を願いつつ。

 当サイトのToppage でチラシをご覧戴けます。

 ↓またThe Japan Times 紙が告知を掲載して下さいました。

https://www.japantimes.co.jp/events/2017/11/14/music-guide/classical-music-guide/requiem-gathering-consolation-souls/#.Wgr2ZrpuLIU


■ 2017/10/26 中学同窓会@80歳記念 10/25 於:国際文化会館 FBより

 先生のご出席は毎年いらしてくださる生物の桜井先生@98歳! 先生は毎日自炊@お得意はゴーヤチャンプル。朦朧としたところ皆無。割れんばかりのハイ・バリトンで「こんなに元気な80歳の同窓会は初めてです。ぜひ来年もがんばって下さい。」とのお言葉。

 S子さんのピアノと私の歌で30分のミニ・コンサート。ドイツリート大好きの人が多くてビックリ。Y子さんが私の席に来て、いきなり彼女のバッグから中身を全部外に出し「このバッグを差し上げたいの。歌があんまり素敵でなにか御礼にと思ったけれど、これしかなくて。私が作ったものです。」と。それは黒の綸子の布を8センチ四方の袋状に縫ったものを何枚も花びらのように繋ぎ合わせたもので非常に手が込んでいる。私は驚いて「あなたのものはどこにしまうの?」と訊くと「いえ、こんなものはビニールの袋に入れて帰ります。」

 私はこの2、3日、あんまり物を落とすので、バッグを変えないと、と思っていたのです。本当に嬉しかった。Y子さんは中学時代「ラジオで素敵な声を聴いたわ。フィッシャー・ディースカウというバリトンよ。是非聴いてね。」と教えてくれた人。中学時代からの古い友達たちとはいえ、今日はまた新たに素晴らしい方々に出会った気分。感謝!!


■ 2017/10/25 師の教えたまいし歌

 高校の音楽の時間、端正なスーツ姿の ”輝氏” こと岩永輝先生は「シューベルトの音楽などは日常でいくらでもお聴きになれるでしょうから、やはり授業ではこういうものを」と仰って、教科書はリスト、ブラームス、グノー、チャイコフスキー、ドヴォルザーク、グリーク、ヴォルフらの歌曲がずらりと並んだ近代歌曲のアルバムだった。私たちは放課後も音楽室でそれらの歌を次々に歌っては「いい曲!」「すごい!」と興奮していたのだった。こんな時、どんな面倒な譜面でもすべて初見で伴奏してくれていたのがS子さん。

 先週は彼女と来週同窓会で歌う歌曲を合わせ、なんといっても岩永先生は本物を教えて下さったという話になり、ほぼ同時に口をついて出たのは「ヴォルフ!」だった。ヴォルフの《隠遁》や《園丁》は良く歌った。私が今歌っているドイツリートの大半はこの曲集に入っていて、ボロボロながら今も大切にしている。そして、岩永先生にはどれほど感謝してもしきれないという憶いで眼が霞む。

 明日はいよいよ同窓会。S子さんとの30分コンサート。岩永先生を知らない人は一人もいないはずだ。そうだ、トークは岩永先生についてにしよう。


■ 2017/09/28 エアフルト

 お蔭様で9/15午後7時半、全員無事羽田に到着致しました。皆様からの応援、誠に有り難うございました。帰国して12日も経ってしまいましたが、これからエアフルトで行なわれた最後のコンサートについてお伝え致します。

 エアフルトはマルティン・ルターが学び修道生活を送った街です。彼は法律家になるべくエアフルト大学に入り、その後ロースクールで学んだのでしたが、ある日近郊の草原で雷雨に遭い突如修道士になろうと発心しアウグスティナー修道院に入ったのです。

 今回私たちを教会コンサートに招いて下さったのは150名ものメンバーを擁するエアフルト市最大のアウグスティーナー・カントライでした。このカントライが礼拝で歌っているプレーディガー・キルヒエは13世紀に建立された教会で、この教会と修道院はかの神秘家マイスター・エックハルトがその働きの足場としたところだということを知り驚愕! 現在は年間50数回にもおよぶコンサートが行なわれています。

 オルガンの説明をしますから朝8時に来て下さい、と言われ、エックハルトの名の記された美しい扉の前で待っていると、なんとオルガニストの Prof. Dreißig がワイシャツにチョッキという軽装で自転車で現れたのです。厳めしい人を想像していたので、ここで2度びっくり。

 後方のオルガンバルコニー左右一杯に古色蒼然たるバロックスタイルのオルガンパイプ。1648年(30年戦争締結の年/シュッツのGeistliche Chormusik 公刊の年)に奉献された楽器の前面のみを残し、後ろはシューケのモダン楽器とのこと。すべてコンピューターで制御されているので、武久さんは「37」という番号をもらって、そこに演奏曲のストップを記憶させました。ドライシヒ先生はシュッツのコンチェルトを歌う徳永ふさ子さん、太郎、私の3人に、ここに立てば一番綺麗な声が通る、という場所を教えて下さいました。私が初めてドイツの中世のゴシック建築の教会で歌ったのは半世紀ちょっと前の1964年でした。良くも飽きずに同じ事を続けてきたものです。なにはともあれその夜は我々のコンサートなのです。慎重に、大胆に、を繰り返しながらのリハでした。

 本番の話はまた長くなりますので、今夜はこれで。おやすみなさい。


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