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ムシカWeb通信


■ 2017/03/28 オルガン会議2017 FBより

 3月25日(土)ICU礼拝堂で午後5時から始まったオルガン会議2017のコンサート、J.S.バッハ《ライプツィヒ・コラール》は素晴らしい時でした。事前のコラール唱の講習では、A,E,I,O,Uの母音がそれぞれどのようなエネルギーを持ち、どのような方向に進もうとしているか、ということに重点を置き、一つひとつの単語を丁寧に歌うことに集中しました。こうして言葉が踊り出すと音楽に立体感が生まれ、不思議な奥行きを感じさせるユニゾンとなります。プロ、アマを問わず普段からオルガンに親しんでおられる方々は30分の練習で要点を理解され、素朴乍ら真の生命力を感じさせる声となりました。オルガンの音に溶け込んだ百数十名のユニゾン、それに続くオルガン・コラールは単にバッハとか、ドイツの伝統だとかではなく、人類そのものの宝だと思いました。魅力的なコラール前奏曲を弾いて下さった富田一樹さんに感謝! そしてオルガン・コラールのソロをなさった今井奈緒子さんは一つひとつの曲に対するアプローチが適確で狂いなく、堂々とした演奏で、大バッハから直々に学んだオルガニストのようでした。最初の音が鳴る寸前、今井さんの手はヒラッと鍵盤の上で舞い、最後の音が終った時には足が足鍵盤の上でフッと宙に浮くのです。この音のない瞬間の美しかったこと! 私は礼拝堂の下手の長老席のようなところに座っておりましたので、今井さんの一挙手一投足をもれなく観ることが出来たのです。これは実に有り難くも得難い体験でした。会議の実行委員長、岩崎真美子さんを始め、お世話下さいました皆様に心から御礼申し上げ、日本オルガン研究会がさらに善き歩みを続けられますよう、お祈り申し上げます。


■ 2017/03/24 ブロッケス受難曲

 1月中旬に骨折し、しばらく鬱々としておりまして、すっかりご無沙汰してしまいました。お許しください。

 さて来る4/1にはヘンデルの《ブロッケス受難曲》を公演の運びとなりました。当サイトのTopPageでもご紹介して居りますが、ジャパン・タイムスのサイトでも告知が掲載されておりますので、どうぞご覧下さい。皆様のご来会をお待ち申し上げております。

 http://www.japantimes.co.jp/events/2017/03/24/music-guide/classical-music-guide/handels-brockes-passion/#.WNSxp4VOLIV


■ 2017/01/13 無事帰国致しました。  FBより

 アドヴェントに戴いた深紅、珊瑚、淡黄の見事なポインセチアが冴え冴え生き生きと私を迎えてくれました。留守中のお水遣り、ありがとう!

ミネアポリスでは居間から、そして2階の私の寝室の窓から毎日枝垂れ柳と池、そして太陽を眺めていました。晴れの日は太陽が左から上り、真上、右へ。朝日、昼光、夕陽と1日のお日様の表情を満喫! 真昼の太陽に照らされてのお昼寝は譬えようの無い贅沢の一語! そして夕暮れ時には生まれて初めて感じるような寂寥感の中で「ああ、私もいつかはこの世から消えるのだな」と実感し暫し物思いに・・・静かな時なき時・・・

 マンヨン先生はよく「墓場に向かって歌うな!」と仰ったとか、空港への車中で桃子から聞きました。なんとも凄い言葉ですね。

 練馬の我が家の小さな庭には、山茶花、椰子、ハナミズキ、つつじ、山椒、そして樅の木が仲良く暮らし、ここにも朝日が! やはりもうひと頑張りするか。


■ 2017/01/12 ミネアポリス1/9  FBより

 ミネアポリス滞在:今回のハイライトはなんといってもMrs.Elizabeth Mannionのレッスンでした。2年ぶりでした。マンヨン先生はその存在自体が音楽的で、ちょっと手をウエーヴされても嬉しそうに音が走り出すのです。指揮者とはひと味違う動きで日常とは全く異なった時に包まれます。80代後半でいらっしゃるので、大袈裟かも知れませんが今生の別れになるのではとの思いにつきまとわれ、私自身は堅く縮こまっていたようです。先生は「バレリーナのように立って息は鼻から深く、笑ってFull Voiceで」と。基本中の基本です。もう最後か、と寂しげに歌っていた私に、「今、レッスンのスタジオを建て増ししているのよ。Come again!」と仰るではありませんか。いろいろな意味で総まとめを考えていた私はまだまだ先があることにハッと目覚め、それから3日間ヘンデルを Full Voice で歌い続けました。なんだかヘンデルの肖像画に似て来たような気分です。マンヨン先生、ありがとうございました! 伴奏をして下さった作曲家、チェンバリストの平林朝子さんに深い感謝を! 桃子のアドヴァイスも極めて有効でした。皆さま、暖かいお支え、お励まし本当に有り難うございました。淡野弓子


■ 2017/01/04 ミネアポリスのお正月  FBより

 隠元、牛蒡、蒟蒻、里芋、椎茸、鶏肉、人参、蓮根を煮ました。一種類ずつ個別に炊くのです。味付けの基本は昆布出し、鰹出し、味醂、甘蔗糖、醤油、塩、ものによって少々のごま油などですが、煮付けるものによって微妙に割合が変わります。それぞれの持つ文字通り「持ち味」を損ねぬよう、そのものの味が引き出されるように気を付けて。人参を煮ている時は人参のことのみ考えます。こうやって最後に一皿に一緒に盛ります。

 さてお雑煮です。神々しいまでの薄い桜色のはまちの切り身が2枚、これを大切にそぎ切りにし、さっと熱湯にくぐらせます。ほうれん草を茹でます。あとは蒲鉾を切り、お味噌汁を作り、そこにお餅を焼いていれ、鰹節をパラリと振れば出来上がり。「ももちゃーん、お餅はどこ?」「ここ。アッ、三つしかないわ。」「エッ!!!なんか似たものはないの?」「トッポギならある」(爆笑)「仕方ない。それを使いましょう。どうやって食べるの?」「水に浸けたあと茹でるの」ああ、なんということだろう。こんな結末が待っているとは知らなかったわねえ。

 そしていよいよ「神様、・・・・・・・感謝していただきます。アーメン。」

 お雑煮は一同そろそろと箸をつけ、笑いの止まらなかった桃子と私を除いたあとの3人は何の疑問も無かった様子。

お煮しめのお皿は、蓮根のみ口に入れ、残りは一口も食べなかった輝。

蒟蒻をチラと齧り、あわててコーヒーを飲んだキース。(コーヒーはいついかなる時にも必須なので、私がたっぷり用意しておきました。)正直に答えてね、といって訊くとOKなのは「人参」「隠元」「鶏」のみとのこと。あとはちょっと口に入れてはコーヒー、の繰り返しでした。

茜はねじった蒟蒻の切り方を知りたがっていましたが、食べようとはしません。トッポギが美味しいと言っていました。

桃子は一人嬉々としていました。やっぱりここへ来て良かったと思いました。


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