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ムシカWeb通信


■ 2018/02/03 「音楽」を考える

 あっという間に2018年1月が終ってしまいました。1/14の《天地創造》もお蔭様で皆様に喜んで戴くことが出来ました。日頃のお支え、そして当日お聴き下さいました皆々様に厚く御礼申し上げます。

 さて、「西欧文化の源流」という朝日カルチャーの講座の一環として2/16には「ヨーロッパ音楽とキリスト教」という大それたタイトルでお話をすることになっているので昨日は立川教室へ。今日のお講義は中島公子先生。「イエスの復活とキリスト教の誕生」というテーマでした。イエスの死の意味:「天の国」における価値の逆転。イエスは「最低の死」を我が身に引き寄せ、ひとりの味方もいない失敗の人生を締めくくることによって、この世の価値基準を180度転換させた、と確信をもって言い切られた中島先生。私は非常に勇気付けられ、本来、澄んだ空気、善い水などと同じレヴェルで存在しているであろう純粋な音楽について話そうと思いました。これは現状で「音楽」とされている様々な姿の全部とは言いませんが、かなりの部分で常識化している価値観をひっくり返す考えで、自分の生徒や合唱団には日常的に語っていることですが、いろいろな方にお聴き戴く公開の講座での発言は若干の勇気を必要とします。が、実際のところ老い先短い私が躊躇っている時間は無いのです。今、語らねば! いらして下さい、と申し上げたいのですが、すでに満席とのこと、機会はまだ有ると思いますのでその節はまたよろしくお願い申し上げます。


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