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ムシカWeb通信


■ 2010/11/18 お誘い 明日のコンサート

 Vandersteene 氏と椎名さんによるドヴォジャーク《聖書の歌》の練習を聴きました。10曲あるのですが、どの曲も思いがけない魅力があり、それが嫌味でなく、親しみに溢れ、美しくまた素朴です。最後の「歌え、主に向かって新しき歌を」などは「〜雪やこんこ、あられやこんこ〜〜〜」のようなオルガンで始まるのです。曲そのものに歯をくいしばったようなところがなく、おおむね広々と晴朗な音楽なのですが、チェコ語が複雑な発音なので、そのカップリングの妙は一聴の価値ありです。

 バッハのものの考え方をメンデルスゾーンが良く理解し、自曲に応用しているさまは微笑ましく、またメンデルスゾーンの旋律を自由に操る才能はまことに天来のものであることが、バッハと比較した時に良く分かります。

 いずれにせよ本番は明日、実際の音がどう舞うのか、心配と期待が交代しておりますが、お出かけになれるようでしたら、是非お越し下さい。  

 11/19 金 午後7時〜9時 東京カテドラル聖マリア大聖堂 <レクイエムの集い>2010


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