マズーアとも子さんの不在で心配されていた5/12の『春の集い』は思いのほか盛り上がり良い会になりました。
星野宏美教授の講演で、まずはガッチリと枠組みが整えられ、そのあと太郎にも加わってもらっての「鼎談」では皆ざっくばらんにファニー、フェリクス、ゲーテについて好きなことを言い合いました。
続いて3人のソリストが2曲ずつ歌い、そのあと2重唱1曲、合唱3曲という流れは、ファニー、フェリクスに助けられ、うららかな音楽の時であったと思います。
ヒルサイドプラザはこのような『集い』には実にふさわしい佇まいでした。Bösendorfer があったことも大きな助けでした。メンデルスゾーン基金フレンズは各々が改めてメンデルスゾーンに対する愛を確認し合ったと思います。
とも子さんの御母上、房江さんと指揮者として活躍中のご子息デーヴィド謙・マズーア氏のご参加は、かけがえのないものでした。謙くんの姿が時々フェリクスと重なって驚きました。
謙くんの従姉 Megさん(とも子さんの妹、行子さんのご長女)もいつもと変らず、誠実に記録を取って下さいました。(・・・余談ながら、とも子さんはリオで、行子さんは東京で、いずれもシュッツ合唱団のメンバーでした。)
長塚夫妻、蘆野夫妻のお助けもいつものことながら、ただただ頭が下がります。
最後になりましたが、ご療養中のマエストロ・クルト・マズーアの1日も早いご回復を祈り、我々の心からなる挨拶をお送りしたいと思います。