トップ «「セディエ」学会発表終了 最新 聖霊降臨祭»

ムシカWeb通信


■ 2011/06/05 ミネアポリスから

 ミネソタ時間 6/2 午後2時ミネアポリスに到着。眠い、ねむい・・。日本時間 6/3 明け方4時である。「どうして眠いの?」と茜。「アメリカの朝は日本の夜、日本の朝はアメリカの夜なの。だからいつでも眠いの」と言うと「ええっ、朝は夜なの? それはおかしいねえ。」彼女は怪訝な目付きで私を見上げていたが「おばあちゃま、アメリカにも沢山日本語を話す人がいるけど、みんな起きてるよ。」

 茜の現状は日本語で喋り出しても最後は英語になるというパターン。日本語をキープし、しかもバイリンガルと大手を振って言える人間に育つには、相当の工夫と周囲の努力が必要だろう。簡単な事ではない。茜とミネソタの冬の楽しみである ice-fishing の話をしていると、遠くから桃子が「茜、日本語で喋りなさい!」とキツく叫ぶ。「茜ちゃん、ice-fishing って日本語でなんて言うんだろうねえ」と尋ねると「ア・イ・ス・フィッ・シ・ン・グ」と明解なるカタカナ英語。頭の中で「氷室? 氷穴釣り??」などと悩んでいた私、目が覚めた。これで時差解消。

 1歳9ヶ月の輝は日がな一日「Happy Birthday〜〜〜」と歌い乍らひょこひょこ歩き、時々思い詰めた表情で「Go! 」と叫ぶ。ほかに「?ッパイ」「トイレ」「イタイ」「バイバイ」。必要最小限の単語群、「Happy!」と「Go!」が妙に嬉しい。


編集