5/3(月)のコンサート会場は林の中にある軽井沢ヴィラセシリア音楽堂です。ここはオルガニストの和田純子さんのお住まいでもあるのですが、オルガンの響きのためには1000立米の空間が必要とのことで、床は地下1階、天井は2階建家屋の屋根まであり、壁はコンクリートの打ち放しというまさに中世ヨーロッパの小礼拝堂を思わせるたたずまいです。
オルガンと声との交ざり具合が良く、歌い手の身体も1本のオルガンパイプになったように感じました。シュッツやシャイトといった17世紀初期バロック音楽がこれほどに華やかなものだったのか、と驚きました。またフランス現代のラングレのミサ曲からもなかなか変化に富んだ音色を引き出すことが出来、これはまことに思いがけないことでした。
昔と違って、東京から軽井沢は新幹線で1時間ほどです。軽井沢にお住まいの方、また東京の方も是非1度この音楽堂をご訪問下さい。
軽井沢ヴィラセシリア音楽堂
春のコンサートシリーズ 2010 5/3 [Mo] 14:30開演
淡野弓子 メゾソプラノリサイタル オルガン 和田純子
<1636年 小教会コンチェルト集>より
Eile, mich, Gott, zu erretten 神よ、速やかにわたしを救い出して下さい
〜オルガン曲〜
<1639年 小教会コンチェルト集>より
O Jesu, nomen dulce おおイエス、甘き御名
〜オルガン曲〜
<1636年 小教会コンチェルト集>より
Bringt her dem Herren 主に帰せよ
〜オルガン曲〜
Auch mit gedaempften, schwachen Stimmen たとえか弱き声でも
Messe in simplicitate<ミサ(通常文)>
〜オルガン曲〜
<1639年 小教会コンチェルト集>より
O misericordissime Jesu おお慈しみの極みなるイエスよ
オルガン曲
<1639年 小教会コンチェルト集>より
Ich will den Herren loben allezeit 私は常に主を讃えたい
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2000円
予約・お問い合わせ T/F 0267-41-4075
軽井沢駅より野沢原通りを雲場池方向に徒歩10分 雲場川沿い