お久しぶりです。実はある機関から依頼を受けた「シュッツ合唱団の40年」というレポートの締め切りが6/30だったものですから、ブログもすっかりご無沙汰してしまいました。当初は一挙に40年分を書くつもりでがんばったのですが、これは甘かったですね。1968年4月の創立から1971年12月までで5500字、いずれにしろ40年間を一回ではとても無理だということが分かり、お願いして、連載で、というお許しを戴きました。なにはともあれほっとしたのですが、ちょっと落ち着いて単純計算すると、またもや脳に血が昇ってしまいました。
5500字で45ヶ月分、12ヶ月分はおよそ1600字、1600字×40年で64000字、一回の連載がおよそ5000字とすると、あと12回を要します。この会報は年2回発行とのことですので、2015年の7月までかかるのです。寿命の心配、恐怖の記憶力減衰などなどを思い煩うまえに、さっさと書き上げてしまわねば。
おおよその目処が立ったのは良かったのですが、これから先、話はふくれる一方のような気もします。とくに気になるのはアグネス・ギーベルとの12年間です。今ここで言ってしまっては身もふたもないのですが、筆舌に尽くし難い体験でした。「筆舌に尽くし難い」という言葉だけがひょいと出てくるところが恐ろしいのですが、「ギーベル体験を書かずして何が記録か!」と魔物が叫ぶ。ハ、ハイ、書きます。皆様、失礼。
おお、ようやく書き始められたのですね。シュッツの500曲演奏に際しての、後世への良き手引き書にもなるよう期待しております。合唱団練習の時にご指導いただいたこと、プログラムノートに書かれたことなど、本当は楽譜付きで一曲一曲の「音と言葉」を現在にいかに表現するかを解説いただければと思うのですが。