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ムシカWeb通信


■ 2007/08/30 充実の一年、おめでとう!

  モンテヴェルディもシュッツも興奮のうちに終了、その後私は公開講座の準備に追われ、演奏後の感想を書くひまがなく、失礼しておりました。と、瀬尾さんから「ベルリン便り」が届き、今更のように彼女の充実の一年間に感動した次第です。特に彼女がエピファニエン教会のカントール、マッテーイさんの指揮するカントライで歌わせて戴けたことは、彼女のみならず、私達シュッツ合唱団にとっても大きな喜びです。2002年にシュッツ合唱団がこのエピファニエン教会でコンサートをさせて戴いた折、このマッテーイさんが私達のためにメシアンを弾いて下さいました。その演奏とお人柄のなんともいえぬ暖かさにすっかり感激、またその時に戴いた「エピファニエン教会の歴史」という冊子の中で、マッテーイさんがお書きになった<1968年〜1991年のエピファニエン教会の教会音楽>という記事にもいたく心を打たれ、「ベルリンに留学するなら是非この教会とマッテーイさんを訪ねてごらんなさい」と瀬尾さんに勧めたのでした。思っていた以上の素晴らしい出会い、しかもマッテーイさん任期最後の一年間、という、やはりこれは「お恵み」であったのでしょう。瀬尾さんは8月31日に東京着、9月2日(日)には公開講座の初日、バッハ・カンタータ78番の練習に来てくれるとのこと、皆再会を楽しみにしています。しかし一年とはあっと言う間ですね。言わずもがなですが、やはり言ってしまいました。

コメント(2) [コメントを投稿する]
_ 瀬尾文子 2007年09月04日 00:56

ありがとうございます!元気に帰国致しました。<br>最後の通信に書いたとおり、マッテーイさんは最後に私一人のために、40分のオルガン・コンサートをして下さいました。マッテーイさんの思い入れの深いメシアンやリゲティなど、それはそれは素晴らしい演奏で、胸打たれました。私一人ではもったいなかったですが、作曲家たちが天で聴いて喜んでいるだろうと思いました。あの日のことは、二度と忘れないと思います。<br><br>(註:最後のベルリン通信の中の真ん中あたりにある奇妙な二つの?マークは、−傍線−が変化してしまったものです。)

_ 淡野弓子 2007年09月04日 03:05

40分のコンサート、しかも瀬尾さん一人のために! やはり<br>マッテーイさんは本当の音楽家の魂を持った方ですね。<br>奇妙な二つの?マーク、気がつかずご免なさい。今、直しておきました。


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