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ムシカWeb通信


■ 2016/02/02 今年の聖金曜日・・FBより

 昨夜クロイツ教会の牧師 Zieme女史との話し合いで、カントライは3月25日聖金曜日の礼拝(午後8時より)でシュッツのモテット《聖晩餐制定の言葉》→「イエスはパンを取り祝福してこれを裂き・・・『取って食べよ、これはわたしのからだである』。」また「杯を取り・・・『これは罪のゆるしを得させるようにと、多くの人のために流すわたしの契約の血である』。」(マタイ26;26~29)を歌うことになりました。2000年前イエスが最後の晩餐で弟子たちに語ったこの言葉はおよそ500年前ルターによってドイツ語に訳され、シュッツがこの言葉を音楽としたのはその100年後でした。私はシュッツ合唱団とともに何度かこの曲をコンサートでは演奏しましたが、思うに今まではオペラを演奏会形式で上演しているようなものだったのです。今回は、イエスが十字架上の人となった金曜日の夜を記念する礼拝で、実際の聖餐式と共に歌う、という、恐らくシュッツもホッとするに違いない展開となり、私は昨夜からまたもや軽躁興奮状態におります。


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