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ムシカWeb通信


■ 2017/06/12 Skype記者会見

 ああ、終りました! ブラウンシュヴァイクと東京を繋ぐ Skype記者会見。KMD Prof.Hecker vs. Yumiko Tanno, Gründerin und Leiterin des Heinrich-Schütz-Chores,Tokyo

覚えているうちに会話を記録しておきましょう。

Q:ハイドンの《天地創造》を演奏したことは?

A:未だありません。

Q:練習は今どれくらい進んでいますか?

A:第1部、第2部が終るところです。

Q:シュッツ合唱団の構成は?

A:25名ですが男声が少なく、女声が多い、という状態で・・・

Q:アハハハ、我々もそうなんですよ。なんで男声が少ないんですかね。ところで、ドイツ語はどうやって学んだのですか? 皆さんドイツ語が出来るんですか?

A:何人かの人はドイツで学んだ人たちです。私たちはかれこれ50年シュッツを歌っているのですが、シュッツの音楽からドイツ語と音楽の緊密な関係を学び、その勉強のお蔭で、ハイドンの音楽とドイツ語の関係も非常に明確に分かります。

Q:素晴らしい! ところでシュッツの名を合唱団の名としたのはどうしてですか?

A:1963年9月にドイツから Westfälische Kantorei が来日し、東京で Prof.Ehmann 指揮によりシュッツの《Ich hebe meine Augen auf(我、山に向かいて眼を上ぐ)》を歌ったのです。私はその時生まれて初めてシュッツの音楽を聴いたのでした。なんという音楽! 私は深い感銘を受け、シュッツをもっと知りたいと思い、すぐにエーマン教授に手紙を書きました。返事が来ました。ヴェストファーレン州ヘアフォルトの教会音楽学校へいらっしゃい、と。私は出かけエーマン教授の許でみっちりとシュッツを学ぶ事が出来ました。日本へ帰り、シュッツの音楽をもっと皆に知ってもらいたいとの思いから1968年に「ハインリヒ・シュッツ合唱団・東京」を設立し、40年間指揮者として働きました。今は私の息子が指揮をしています。

Q:おお、なんと! 失礼でなければ教えて下さい。今あなたはお幾つなのですか?

A:79歳です。

Q:いやあ、われわれとシュッツ合唱団との出会いは素晴らしいものとなるでしょう。嬉しくてドキドキします。

A:私たちもです。皆、それは喜んで練習しています。

Q:合唱団の皆さんに、それから息子さんにもくれぐれもよろしく!

A:有り難うございます。伝えます。

Q+A:ではお会いするまで! お元気で! さようなら!

指揮者のヘッカーさんの表情は喜びで一杯という感じでした。ま、とにかく終ってホッとしています。皆様の応援に感謝!! ありがとうございました。


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