ペルトの番組を作っているTさんから今日も質問事項が送られてきた。ペルトの音楽についてもう何度メールを交わしたか分からない。「一般の人がすぐに分かるように説明して欲しい」との要望。ペルトはバッハと同じく『神の存在』を音楽で表したかったのだ、ということに尽きるのだが、これを簡単に分かり易く言うとなると・・・。唯一の神を表すには「根音」と「倍音」が絶対不可欠。八百万の神の場合は12音か無調になるのかしらん。そういえば柴田南雄の《宇宙について》第2章は「日本書紀」の言葉が12音で書かれていました。