お誘いの文面に「もうそろそろかな、と思うこの頃ですが・・」というようなことが書かれていた同期会、為さねばならぬこと山積の日々ゆえどうしようかと迷っていたのですが、同級生のバリトン平野忠彦さん急逝の記事に接し、出席を決心しました。
6/22(日)正午、昭和32年入学の楽理、作曲、ピアノ、弦、管、声楽、邦楽専攻生が一堂に会し昼食。色々な方が、それぞれ人生がぎっちり詰まったようなお話をなさったので、いくつかご紹介致します。
三味線のA氏「三味線の音、一音聴いただけで、善人か悪人か分かります。」
ヴァイオリンのK氏「演歌の伴奏とバロック音楽でここまで来ました。」
ヴィオラのO氏「T響でヴィオラを弾くこと31年、定期演奏会401回。」
バリトンのK氏「学部時代は60年安保!毎日デモへ。今の状況、当時と良く似ている。皆を誘ってデモに行きたい。この日本、どうにかせねば!」
75歳〜82歳の音楽家たち、やはり会えて良かった、としみじみ思いました。