10/29(土)杉山好を送る会。恵泉女学園大学で礼拝と茶話会があった。悲しみの影というもののない珍しいひとときだった。皆が杉山先生は天国に行かれた、と信じ切っている様子、というより、その場が天国のようだった。色々な方々のスピーチの後、先生のご長男のフルート、ご長女のピアノでバッハのポロネーズが演奏され、そこで末っ子のパフォーマー、えりさんが踊った。杉山先生が乗り移ったのかと思った。難しい顔をして遠くから綱をたぐり寄せるような振りは、まるで杉山先生がたった一つの日本語を探し当てるまでの苦闘さながらであったし、その後半眼で場を宥めるような動きは、これだと確信された言葉によって、この世と神の国が一つになったよう・・・杉山えりの即興舞踊は既成のジャンルを超えたものだが、バッハとの組み合わせによって浮遊する思いに核が生じ、自由な動きのなかに律が感じられ、常にも増してシャープであった。
本日午後6時 本郷教会Soli Deo Gloria<賛美と祈りの夕べ> Vol.272 バッハのカンタータは180番 <装いせよ、おお我が魂よ> です。詳細はスケジュール欄にて。ご来会をお待ちしております。
記事にして下さりありがとうございます。曲りなりにも17歳で始めた独学の踊り。26歳から始めた老人ホームでの披露。<br>気がつけば、20年以上踊ったりトレーニングしたり、悩んで伏せったり、色んな事がありました。私の身体から出るものは、私が体験してきた全てです。それをプロと呼ばれるのでしょうか。金銭的にはまだです。がそれも2012年に超えます。神の国、カールハイム。私は父の本は背表紙だけ暗記しているというまったく勉学的には父と違いますが(笑)
「私の身体から出るものは、私が体験してきた全てです。」この台詞なかなか言えるものではありません。自信を持って進んで下さい。