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ムシカWeb通信


■ 2007/12/29 今までのこと、少しずつ

 12/24(月) クリスマス・コンサート終了。穴無しのナチュラル・トランペットでのバッハ110番大成功! 中村孝志さん、お目出度うございます! このごろになってやっと歌い手、奏き手、聴き手がお互いに余裕をもって楽しめるようになったのかしら、というところです。シュッツ、モンテヴェルディ、バッハを演奏しましたが、作曲家によって全体の音色が自然に変わって行き、こういうものか、と思った次第です。身体の不調その他で練習に出られなかったメンバーも皆聴きに来てくれて一安心。

 一ヶ月前の11/23にはヘレン・ケラー記念音楽コンクールが行われ、11/25は佐々木達夫さん指揮のマリンバ・アンサンブルに感激したのでした。その後も随分色々なことがありましたが、毎日があれよあれよでしたので、何も書けませんでした。これから少しずつご報告致します。

 12/1(土) 中学の60周年記念式典で同窓会コーラス<アクアリウス>が演奏。先頃、登録有形文化財として登録された徽音堂という講堂で。中学のころ長門美保歌劇団が<蝶々夫人>を上演、初めてオペラを聴いた場所。ここでコルトーのピアノも聴いた。また私が生まれて初めて指揮をした所、初めて人前で独唱した所、などなど思い出は尽きず。その頃一緒にやった友達とこの日も共に音楽・・シューベルト/ディストラー/橋本国彦/メンデルスゾーン・・(ディストラーと橋本国彦はほぼ同時代の作曲家)を。

 12/6(木) シュッツ合唱団のYさんが先生をしている幼稚園から「生きる、歌う、育てる」というテーマで話を、といわれ伺う。Yさんのお母上が園長さんで、かくしゃくとしておられ、とても80歳を過ぎた方とは思えない。宮大工の手になるという組木の建物で、本当の木造建築とはこんなに気持ちのよいものか、とびっくりした。一つの組に三歳、四歳、五歳児が混ざっていて、年かさの子供が自分より幼い子供の面倒を自然にみるようになる、とのこと、成る程と感心。輪になって歌い乍らお遊戯のようなことをするReigen(ライゲン・輪)もとても面白かった。子供も先生もとても静かな声で歌うのが印象的だった。私は「子供が生まれたからといって、それまで自分が好きでやっていたことを止めてしまわず、是非そのまま続けて下さい」とお願いする。子供は親が面白そうにやっていることに興味を持ち、見よう見まねで自分もやってみようと思うのではないかしらん。


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