皆様、今の今までクリスマス・コンサートのプログラム、テキスト、訳詞、解説の原稿に没頭していたため、皆様にはすっかりご無沙汰しておりました。さっきやっと完成し、今コピー機が仕事をしています。そこでふと見たTV、シリアの小さな一地域のようですが、いまだにアラム語を使っているところがあり、先生が生徒に教えていました。生徒・・11、2歳の女の子が「アラム語はイエスの使った言葉だから覚えておきたいの」と言っていました。こんなに素晴らしいメッセージを聴くことが出来、あんまり嬉しかったので、お伝えしたく、blogを開けた次第です。
さて今夜は6時から本郷教会でクリスマス・コンサートが開かれます。プログラムはなかなか豪華です。小さな教会で、歌う人が多過ぎる、というお叱りも戴くのですが、演奏は一期一会、志を持った方には歌って戴き、すこしでも多くの方とその喜びを分かち合えたらと思っていますので。時にはお客様より多い演奏者、ということもあるのですが、歌いながら、弾きながら先人たちの伝えてくれたメッセージを、そしてなによりもイエスの語って下さった言葉を自分の心身で受け止めるかけがえのない時と場なのです。
そうそう、今日は恐らく日本で初めて穴無しのナチュラル・トランペットでバッハのカンタータ110番のバス・アリアをお聴き戴けることと思います。昨日練習で聴いたのですが、音がスッと走るように抜け、そして会堂に穏やかに広がるのです。奏者は中村孝志さん、右手でトランペットを支え、使わぬ左手は横隔膜のあたりに置いたり、時にはポケットに。なかなかのスタイルです。とても楽しみ。リスクを恐れずチャレンジを重ねているのは演奏家たるもの誰も同じですが、トランペットの奏者の勇気に勝るものはないでしょう。祈ってます!
お天気も良さそうですから、是非皆様お出かけ下さい。
善いクリスマスを!