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ムシカWeb通信


■ 2012/01/11 声楽修練

 1/3と1/10にマニヨン女史のレッスン受講。何時受けても驚く事ばかりです。先生は「チャクラ図」を示され、7つの各チャクラの働きと重要性を説かれました。最後に頭上にある「霊性」のチャクラについては極めて厳粛に語られました。この東洋の教えと西洋のヘルムホルツとセディエによる科学的なメソッドとが一つとなって、初めて歌唱芸術は完成に向かうのだと思います。ここではもはや、東洋も西洋も無い世界といえます。

 Delle Sedieのメソッドはチャートから倍音唱法へ。第1倍音から第2倍音(オクターヴ上)、そして第4倍音(2オクターヴ上)への練習はアグネス・ギーベルの許で12年間やったお蔭で、スルスルと出来るのですが、今回は、第1倍音を第2倍音のひびきで発声し、オクターヴ上へ行くも、その音を第1倍音にするという練習。この二つの跳躍が出来ると、どの音も自分の欲しい音色を作る事が出来るのです。また一つのピッチで音を伸ばしながら途中で音色を変えることも可能になります。この練習のお蔭で、私の中音域は以前より表現がしやすくなりました。先生は「Listen, Yumiko!あなたの声はマーラーの《大地の歌》にピッタリですよ。今度はマーラーを持っていらっしゃい。」自慢ではないですが、歌を褒められたことが極めて少ない私の「声ガ苦」人生で、こんな大曲を薦められたことなど、無論皆無でしたから、私はのけぞってしまいました。いつの日か、ひょっとして歌える日が来ましたらどうか聴いてやって下さいませ。


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