2011年10月16日(日) 6:00pmよりSoli Deo Gloria <賛美と祈りの夕べ> Vol.271が開催されます。J.S.バッハ カンタータ第148番 <御名の栄光を主に帰せ>を歌うとあって、合唱の楽譜が配られると、「ああ、これは持っている」という人が何人もいたので、バッハの譜面棚を探すも見当たらぬ。数年前の記録を調べるも現れず。歌ったというバスのNさんに「何時だか分かりますか?」と訊ねると、あっという間に2003年10月11日のプログラムがメールで。
2003年の記録はいまから4台前のPCに、スコアとパート譜はなにを間違えたのかモーツアルトとベートーベンの譜面棚に隠れていました。ああ良かった。とはいえ市販のパート譜の信頼度は100%ではありません。誤植はどこにでもあるミスですが、両手のふさがっている奏者の譜めくり部分を無視したパート譜、その楽器の入る前に他の楽器がどんな音を出しているのかがガイドされていない譜などなど、が堂々と売られているのが現状。しかし今回はこの譜面を使いましょう。太郎の徹夜が一晩減ります。
ここ数年、太郎の作ったパート譜はそのまま奏者のPCへ配信され、受け取った人が印刷して使い、返却不要というシステムになりました。PC普及のお蔭でこれまで増え続けたバッハの棚も一応の静穏を保っています。
さて、148番を貫いているのは、一なるキリストの身体の中で、神から招かれた者は一つとなるように、というエフェソ4;1-6に述べられているパウロの教えです。爽やかな冒頭合唱「御名の栄光を主に帰せ」に続き、その教えに向かって急ぎ行くテナーのアリアと、至高者と一つとなった喜びを歌うアルトのアリアが歌われ、最後のコラールは「永遠に讃えよう。アーメン」の言葉で終ります。
冒頭合唱のテーマはトランペットから。ご存知中村孝志さんの登場です。続くテナーのアリアは二宮昌世さんのヴァイオリン・オブリガートで星野正人さんが歌います。アルトのアリアはオーボエ 中原徹郎、オーボエ・ダモーレ 大木務、コーラングレ 早川俊英、通奏低音(ファゴット)森本敏嗣の諸氏とともに私が歌うことに。これほどの木管属と共に歌える機会はまことに稀有、ただただ有り難く、毎日真面目にさらっております。
先回はリコーダーの小俣達男さんが名古屋から日帰りで来て下さいました。今回のオルガニスト石原輝子さんは宝塚にお住まいです。このSDGのために遠方からお出まし下さる皆様のお心に感じ入っております。今回は日曜日の実施となりました。ご参会をお待ちしております。
Soli Deo GLoria <賛美と祈りの夕べ> Vol.271
[曲目]H.シュッツ:「宗教合唱曲集」より
第11曲 <わたしはイエス・キリストの御許へ>
H.シュッツ:「小宗教コンツェルト集」より
<支配者たちよ、栄光と権能を主に帰せ>
バリトン独唱 淡野太郎 オルガン 石原輝子
J.S.バッハ:カンタータ第148番 <御名の栄光を主に帰せ>
[三位一体祭後第17日曜日のためのカンタータ]
H.シュッツ:「宗教合唱曲集」より
第12曲 <神はそれほどまでに世を愛された>
[会場]日本キリスト教団 本郷教会礼拝堂(東京・上荻)
[時間]18:00開演 (17:30開場)
[料金]入場無料
[出演]
独唱:アルト 淡野弓子 テノール 星野正人
器楽:ユビキタス・バッハ
トランペット 中村孝志 オーボエ 中原徹郎 オーボエ・ダモーレ 大木務 コーラングレ 早川俊英
ヴァイオリン1 二宮昌世/大野幸 ヴァイオリン2 小穴晶子/岩下恵美 ヴィオラ 谷口勤/高島麻子 チェロ 桜井京子
ファゴット 森本敏嗣 コントラバス 松永秀幸 オルガン 石原輝子
合唱:ハインリヒ・シュッツ合唱団・東京 & メンデルスゾーン・コーア 有志
S 神山直子/柴田圭子/巽瑞子/櫻井尚子/大和美信
A 秋山百合子/大島さち子/影山照子/小西久美子/佐藤道子/淡野弓子/田畑玲子/中村光子/松井美奈子
T 淡野太郎/星野正人
B 中村誠一/細川裕介
指揮 淡野太郎