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ムシカWeb通信


■ 2010/04/17 4/17

 今東京は4/17(土)の朝ですね。三十何年か前にリオ・デ・ジャネイロで太郎が生まれました。彼は、彼の地と日本の時差12時間を背負ったまま成長し、いまだにそのまま生きています。

 こちらは金曜日の夕方です。2人の子供、3歳半の女の子とと8ヶ月の男の子を相手に文字通りくんずほぐれつの毎日で体重減少。

 今日の本郷教会SDGのカンタータは67番とか。blog:musica21 で claudia姉の苦心談を拝見し、通奏低音との音程差で内容を語り、道無き道を行くがごとき転調、しかし必ず目指した目的地へ・・・といった、自分の歌う旋律だけでは面食らうしかないバッハの奇妙な音程を思い出しています。レシタティーヴォの歌詞を見ると「Todes Gift 死の毒、Pestilenz der Hoelle 陰府をも滅ぼすペスト、Gefahr 危険、Schrecken 驚愕・・・」といった恐ろしい言葉が並んでいます。こういった言葉に食らいつくバッハの蛭のごとき攻撃性と執拗さにはどんな歌い手もお手上げです。皆様のご健闘、ご成功を祈ります。

 ミネアポリスの4/17には未だ数時間ありますが、この日の夜、いよいよ桃子の出演する芝居が初日を迎えます。3/20の<マタイ>のあと、3/22に発ってミネアポリスに同日到着。翌3/23からこの芝居の稽古が始まりました。週6日、毎日8時間から12時間というハードスケジュールで、2人の幼子と家を守る私も実にとんでもない毎日でした。

 この芝居については沢山書きたいのですが、毎日の時間が細切れで、なかなか集中出来ません。時を改めてご紹介致します。

コメント(2) [コメントを投稿する]
_ 小西 2010年04月28日 19:23

先生お元気ですか?皆さまもご息災の由嬉しいです。<br>太郎先生のお誕生日ということで皆で練習場に入っていらした時に ハッピー・バースデーを歌いました <br>今回の67番は個人的に準備の時間がなかったこともありましたが とても興味深い曲だなと感じました。また歌う機械があればと思います。6年ぶりに風邪をひいて水曜日ですが<br>こんなことをしています 笑

_ Y.TANNO 2010年05月06日 06:50

小西さん、私、帰国以来あれやこれやでちょっとくたびれています。昨夜はシュッツの練習に行くつもりで、すっかり用意をしていたのですが、身体が熱っぽく、筋肉痛で、家の中をうろうろしていたら、太郎が来て「母さん、無理しなくていいよ」と。その言葉に甘えてすぐ休んでしまいました。皆様にはご無沙汰ばかりで、ほんとうに申し訳なく思っています。5/8の午後には「歌」を歌います。もう少し休養して、万全の体調で臨みたいと思っています。


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