ミネアポリスの年明けを寿ぎみなさまに心より新年のご挨拶を!
2015 年1月1日零時26分、大人たちはシャンパンでHappy New Year!
数時間前、私は日本式の煮物を作ることとなり、いつものように一種類ずつ煮始めました。里芋、鶏、人参、牛蒡と進み、椎茸の番になると茜が「いい匂い」といって側に寄ってきました。その時輝は「変な臭い!好きじゃない!」といってキッチンには降りてきません。遺伝子の進行方向はこれからも興味深々です。
元旦の朝:
食卓にはそれぞれの前にぶり雑煮のお椀と、お煮〆め、なますなどを盛った一皿が置かれ、そのほかブルーベリーとコーヒーが載っていて、とても全景は写真になりません。
酒、味醂、塩、コブ出汁で煮た里芋を口に入れ、“Wonderful !” と言ってすぐにコーヒーを飲んだキース、栗きんとんを生まれて初めて眼にした茜は、慎重に何度も匂いを嗅ぎ、ついにまなじりを決し、ほんの少し嘗め、そのあとはパクリ、パクリとご満悦。誰の説得にも耳を貸さず遂にお皿には手を付けなかった輝は、お雑煮の中にかすかに浮いていたほうれん草のみを美味しそうに食べていました。
上機嫌だったのは桃子です。彼女は大晦日に大枚をはたいて “HAMACHI:Sushi-Grade Fish from JAPAN” を手に入れ、昨日のうちに少々をお刺身にしてほとんど踊りながら味わい、一晩塩にまぶして、今朝はブリ雑煮ならぬハマチ雑煮となった出世魚に目を細めて感激でした。「お母さん、食べないの?」と訊かれ「私、本当は日本食、苦手。」・・身も蓋もないことを言ってしまいました。ごめんなさい! 皆の様子を観ていたら胸が一杯になってしまったのです。